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オーガニック・ワイン

オーガニック・ワイン

ぶどう畑

スペインには事実上、化学残留物なしでワインを造ってきた伝統があります。それは、凍てつくように寒い冬、非常に乾燥した暑い夏という大陸性気候の地域が多く、そこで生き残れるミルデューやボトリティスの菌類、そしてぶどうに付く毛虫などの類が非常に少ないので、栽培家は最低限の予防対策をとるだけでよかったからでした。

20世紀後半になってほかの国々にだいぶ遅れてスペインにも化学肥料や殺虫剤が導入されましたが、その時点でこれらの化学肥料や殺虫剤がかならずしも葡萄の品質のためには良くないことが認識されていました。そのため使用する場合でも量は非常に低く抑えられています。他方昔ながらの、そうとは気が付かないまま、ほとんど有機栽培方法で葡萄を栽培している農家がスペインには多く存在しています。この伝統的な栽培方法は、あまりのあたりまえのことだったので強調されることもなく、スペインのワインのことはこれまであまり知られていませんでした。

ひとつのワイナリーでオーガニックとそうでないワインの両方を造っている場合は、タンク、樽、さらに醸造・熟成を行う場所を分けなければならないと規定され、また遺伝子組み換え、野生酵母以外の酵母、化学的な安定剤の使用も禁止されています。ワインに含まれる亜硫酸の最大量は、若い赤ワイン70mg/l、1年以上熟成させるクリアンサ、レセルバ、グラン・レセルバは100mg/l、白(辛口)が80mg/l、甘口100mg/l、酒精強化とリキュール80mg/l、発泡酒50mg/lまでと規定されていますが、大半の赤白ワインに関しては年4回の検査で、亜硫酸の量が各カテゴリーごとの規定最大量の半分であるよう指導されます。